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Refugee Policy Platform
saburotakizawa
2024年6月15日
日本の難民政策・意識の変遷
滝澤三郎と大茂矢由佳の共著論文「転機を迎えた日本の難民政策と日本人の対難民意識の変遷―ミャンマー、アフガニスタン、ウクライナでの政変を経て―」が、『政治社会論叢』第8号に掲載されました。 政治社会学会HP http://aspos.web.fc2.com/asposrevi...
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2023年7月30日
英国の難民排除政策
引用サイト 英 不法入国者の申請認めない法律成立へ 人権団体は批判 | NHK | イギリス 人権を尊重し難民政策で先進的と思われてきた英国だが、そのためもあって英国で難民申請をしようとする者が、フランスからボートで不法入国を図るようになった。昨年は4万5000人もが国境(...
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2023年7月28日
いよいよ出版
8月10日に書店に並ぶ予定です。 オックスフォード大学の難民研究所長アレクサンダー・ベッツと同大学の開発経済学の世界的権威ポール・コリアが、機能不全の国際難民システムをどう立て直すか、を論じた本。 欧米諸国が難民締め出しを強める中で、なぜ難民を助けるか、どこで助けるか、いか...
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2023年7月17日
本国情勢を踏まえたスーダン人への緊急避難措置
在留スーダン人(約400人)について、希望する場合、個別の事情を踏まえつつ就労可能な「特定活動」の在留資格を付与して在留を認めるだけでなく、すでに退去強制を命じられた者についても同様に扱い、強制送還はしないという。 この情報は、入管庁ホームページのトップページから、公表情報...
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2023年7月12日
アフガン退避者114名の難民認定
いいことだ。これで昨年来のアフガン難民認定者は261人になる。今後もアフガン退避者の難民認定は続くだろう。 変わりゆく現実を認めず、未だ「日本の難民認定率は1パーセント」「難民鎖国」などと唱え続ける一部NGOやメディアもあるが、日本は着実に「難民開国」に向かっている。...
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2023年7月1日
イギリスの難民申請者用手引き
今回は、英国の内務省ビザ・移住セクションがウエブで公開している難民申請者のための手引きの紹介。30ページのこの手引きは、英国で難民申請をしようとする者が知りたいことが網羅的に書かれている。例えば: ー申請登録で準備していくもの...
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2023年6月28日
アメリカ出張日記(13) アメリカ・メキシコ国境の移民支援団体
サンディエゴで、メキシコからビザなしで来て難民申請をする人々を支援するJFSというNGOを訪問。今年2月から今までに14万人を超える移民を支援したという。5月中旬までは多数が来たが、最近は毎日200人ほど。中南米だけでなく、ロシアや中国など、世界中から来る。...
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2023年6月28日
アメリカ出張日記(14) アメリカ・メキシコ国境警備隊
出張の最後の視察は国境地帯。元警官・国境警備隊員でメディアにもしばしば登場したフェリス氏。職歴から不法入国者、特に犯罪者に厳しい。 国境管理が難しかったのは1990年代半ば、よかったのがトランプ時代(ちなみに、トランプは日本の入国管理を見習え、と言ったそうだ)、最悪がバイデ...
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2023年6月27日
アメリカ出張日記(12) 崩壊したアメリカの難民認定制度
アメリカに難民受け入れは二つの流れがあり、一つは国務省が担当するrefugee システム。日本の第三国定住制度に近い。年に最大12万人ほど受け入れる。 もう一つはAsyleeシステムで、国境や国内で難民認定申請する。国道安全省が担当する。日本の難民認定制度に当たる。今回はそ...
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2023年6月26日
アメリカ出張日記(10) MPI
22日はMPI(Migration Policy Institute) を訪問。ここは移民受け入れに前向きなスタンスの研究所で、多数の出版物を出している。 僕はいろんなPolicy Brief がとても役立つと賛辞を呈した上で、MPIが催すウエビナーは日本時間の深夜にあって...
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2023年6月26日
アメリカ出張日記(11) 難民支援宗教団体
23日の金曜日は、Confetence of Catholic Bishopsを訪れ、カトリック協会による世界の難民支援の歴史と現在の活動を聞いた。 1980年台の日本のインドシナ難民受け入れで真っ先に動いたのがカトリック協会など宗教団体だった。...
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2023年6月26日
アメリカ出張日記(8) CIS
21日は、世界銀行で働く徳田さんと朝食ミーティングをした。僕がやってるグローバル人材講座のOGだが、専門性を磨いて厳しい競争に立ち向かう姿は、薙刀(なぎなた)を構えた大和撫子(なでしこ)だ。 その後、CIS (Center for Immigration...
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2023年6月26日
アメリカ出張日記(9) 柔らかい社会と硬い社会
22日は、世界国連学会での報告の後、スケリー教授のモデレーションの下、American Purposeというリベラル・デモクラシーを擁護する知識人の集まりでズームによる講演と質疑に参加した。このグループはフランシス・福山が代表を務める(https://www.america...
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2023年6月26日
アメリカ出張日記(7)笹川平和財団USA
20日の12時からは笹川平和財団USAの研究会で講演。参加者は朝日新聞とか毎日新聞の特派員、商社関係者、留学中の大学院生など。 僕が最近の日本の移民難民政策について、ボストン大学のスケリー教授がアメリカの移民難民政策をめぐる混乱の源についてそれぞれ講演した後にQ+Aセッショ...
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2023年6月25日
アメリカ出張日記(6)ケアUSA
ワシントン訪問を利用して、国際NGOケア・インターナショナル(CARE International)アメリカ事務所に表敬訪問した。日本での知名度はほとんどないが、CARE International は国際的にはオックスファムとか「国境なき医師団」と同じぐらい知られ、実績の...
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2023年6月25日
アメリカ出張日記(5)「世界開発報告2023」
20日には世界銀行の最も重要な年間報告"World Development Report (WRD)2023: Immigrants, Refugees, and Societies"の担当部長ザビエ氏と朝食ミーティング。WRDが移民難民を真正面から取り上げるのは初めてで、...
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2023年6月25日
アメリカ出張日記(4) ベネズエラ難民
今日、ニューヨークで会ったのはベネズエラ人でコロンビア大学大学院生のダニエル君。祖父母がイタリアからベネズエラに移住してきた移民だが、2016年からのベネズエラの混乱を逃れてダニエルはアメリカに。親兄弟はイタリアやスペインなどに避難して、家族はバラバラに。いわば「国際家族」...
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2023年6月25日
アメリカ出張日記(3) 移民国家アメリカ
ダラス空港からワシントンにはタクシーを使った。運転手の話が興味深い。 彼はエチオピア人で、高い山のふもとの村に住んでいたが、アメリカ移民政策の一つである「くじ引き」による移住許可に当たった(日本人用にも数は少ないものの枠があるらしい)。...
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2023年6月24日
アメリカ出張日記(2) ワシントンのACUNS(国際国連学会)
アメリカ国務省近くの米国平和研究所で。ここでの報告(入管法改正の背景と意義)が出張目的の一つだったが、新しい予定がいくつか入り、他の発表はほとんど聞けなかった。 国内避難民について発表した神戸大学の赤星くんと一緒に。
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2023年6月23日
アメリカ出張日記(1) 6月20日の世界難民の日
を記念して、21日、UNHCRワシントン事務所がアメリカ議会上院でレセプションを開いて、たまたまワシントンにいた僕も参加。 2015年にトルコからギリシャに逃げたシリア人女子水泳選手ユスラ•マルディーニらがスピーチ。 1963 年に暗殺されたジョンF....
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2023年6月19日
改正入管法についての毎日新聞インタビュー
山田孝男特別編集委員による僕のインタビューを含む引用 (前略) 日本へ来た難民、避難民の数は欧米と比べればケタ違いに少ない。が、国連難民高等弁務官事務所(難民支援機関、UNHCR)が使う庇護(ひご)率(難民、避難民のうち滞留を許された者の割合)で見れば50%超。欧米並みであ...
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2023年6月17日
UNHCRが6月20日の「世界難民の日」を前に「2022年グローバルトレンド報告」を出した
世界の難民の数は3530万人、難民にならない(なれない)国内避難民は6250万人。難民申請者や無国籍者を合わせると初めて一億人を超え1億840万人になった。難民の70%はトルコ、イラン、パキスタンなどにいる。 欧州諸国とアメリカでの難民申請者の数がそれぞれ120万から130...
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2023年6月15日
入管法改正を巡る(一部)メディアの影響力低下
今回の法案審議は日本の新聞でも広く取り上げられた。入管庁でメディア報道をモニターしている某氏によると、6月4日~10日の一週間だけで、入管法関係が529件、技能実習が112件、特定技能が91件あったという。大半が時事・共同通信の提供した記事や社説を掲載したものであり、同一日...
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2023年6月12日
入管法:共同通信による配信記事での僕のコメント
配信記事を静岡新聞が掲載したもので、多くの地方紙が掲載すると思われる。 共同通信の記事は法案反対派の主張を載せるものが圧倒的に多い。今回の記事でも「20年間で難民認定率は1%未満」とし、昨年の日本での総庇護数が1万3500人にのぼり、総庇護率は70%を超えた、といった事実は...
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