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いよいよ出版

8月10日に書店に並ぶ予定です。


オックスフォード大学の難民研究所長アレクサンダー・ベッツと同大学の開発経済学の世界的権威ポール・コリアが、機能不全の国際難民システムをどう立て直すか、を論じた本。


欧米諸国が難民締め出しを強める中で、なぜ難民を助けるか、どこで助けるか、いかに助けるか、日本は何をすべきか、何ができるのか?…「日本の読者への前書き」で、ベッツは日本に大きな期待を寄せています。


若手の翻訳者集団による国際的論争の書、「難民開国」が進む日本にタイミングよく登場です。



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