Refugee Policy Platform
【9月3日】パク・ヨンミ氏来日ブックイベントのお知らせ
2026年8月10日
9月3日(木)、北朝鮮から脱出し、現在アメリカで活動するパク・ヨンミ氏を迎え、ブックイベントを開催します。
(順調に申し込みが続いています)
僕が監訳者として関わったパク氏の近著『“正義”が国を支配する』は、彼女の北朝鮮での過酷な生活と脱出の経験だけを扱った本ではありません。自由を求めてたどり着いたアメリカで、彼女が学んだコロンビア大学などで目にしたのは、驚くべき「アイデンティティ政治」や「キャンセルカルチャー」でした。彼女は、それらを自らが経験した北朝鮮の全体主義と重ね合わせて論じています。
予想されたように、アメリカでは大きな話題を呼び、論争を巻き起こした本です。パク氏の主張のすべてに同意する必要はありません。重要なのは、北朝鮮という極限的な社会を経験した人が、なぜ現代のアメリカ社会にも自由を脅かす危険を感じるのか、その語りを直接聞き、考えることです。
日本からはやや理解しにくい、トランプ政権によるハーバード大学やコロンビア大学などリベラルな大学への激しい攻撃、また、民主社会主義者のゾーラン・マムダニ氏がニューヨーク市長に選出されたことなど、アメリカの政治的・社会的分断の背景も浮かんできます。
より一般的な問題として、難民・避難民の証言をどこまで事実として受け止めるべきか、また、その証言が政治的な文脈の中でどのように利用されるのかという問いもあります。これは、日本の難民・避難民研究にとっても重要なテーマです。
当日は、パク氏と本書の訳者の一人である元国連職員の平尾真一氏によるパネルディスカッションと質疑応答を行います。対面で参加される方は、著者のサイン入り書籍を購入できます。
会場とオンラインの併用です。関心のある方は、ぜひご参加ください。
■日時
2026年9月3日(木)18時30分~20時
■会場
東洋英和女学院大学大学院201教室
東京都港区六本木5-14-40
※オンライン参加も可能です。申し込まれた方には、後日参加用リンクをお送りします。
■参加費
無料
■定員
対面参加は先着60名(事前申込制)
■申込み
https://forms.gle/FHCigiqBzbddaxs5A
共催:東洋英和女学院大学大学院国際協力研究科、政治社会学会(ASPOS)移民難民研究部会
