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移民政策学会春季大会(5月27日土曜日)

更新日:7月30日

 初日の昼休みを利用した「難民インタレストグループ」のゲストは伊藤礼紀(あやき)UNHCR駐日代表。「難民保護の現場」という題で、UNHCR代表を務めたシリアやレバノンでの経験から得られた洞察をチャタムハウスルールの下で話してもらい、非常に有益だった。200名近くが参加し盛況だった。

 質問がいくつも出た中で参加者の注目を集めたのが3人の女子高生(2年生)。模擬国連世界大会で最優秀賞に輝いた渋渋高校の2人を含め、3人ともなんともハイレベルな質問をしてほかの参加者を唸らせ、ビビらせ、シビらせた。良い質問は学会に貢献する。日本の将来は明るい、とつい思ってしまう。

 引き続く午後には、大会の特別企画「入管法改正を考える」があった。主催者、パネリスト、コメンテーターの大半が入管法改正反対の立場を明らかにしているという、学会のイベントとしては異例の構成の中で、賛成派の僕はボコボコにされるのではないかという心配なり期待があったかと思う。

 しかしそうはならなかった。もしかしたらボコボコにされたのに、鈍感力の強い僕が気づかなかっただけかもしれないが、法案賛成派の僕は言いたいことは全て言い、シンポジウム主催者の意図には反して、改正案の宣伝になってしまったかもしれない。

 200数十名の参加者のうち、50名ほどが非学会員だった。その中には「ボコボコにされるかもしれないから、助けに来て!」という僕の悲痛なFBでのアピールに応えて来てくれた参加者もいたかもしれない。女子高生はそうでした(笑)。無傷で帰りました。ありがとう。今後も移民政策学会に参加してください。

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