ロヒンギャ難民に対するミャンマーの差別と迫害は、国連が「世界で最も迫害された民族」と言うほどだが、日本に逃げてもなぜか難民認定はされない。「ミャンマー政府に個別に狙われているわけではない」といった理由だろうか?この6人は人道的在留許可すら与えられていない。
ミャンマーに帰れと言われても、そもそも国籍が奪われているのだから帰れない。どの国に行けというのか?チャーター機でヤンゴン に送る計画でもあるのか?それとも、彼らは何らかの経緯でミャンマー国籍を持っているのか?入管庁は個々の事例について一切理由を説明しないから、憶測するしかない。
入管庁は、ロヒンギャ難民のミャンマーやバングラデシュにおける実情をどのくらい把握しているのか?
「補完的保護」の導入や「難民認定基準の公開」などからなる入管・難民認定法の改正案は次期臨時国会に提出されないこととなった。難民認定制度の改革が足踏みする。
入管庁は、無国籍難民申請者の扱いなどについて、法改正を待たずに見解を明らかにすべきだろう。
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