クーデターでアウンサンスーチ―政権を倒したミャンマー国軍は残酷な弾圧と同時に、民主活動家に対して次々に逮捕状を出して行方を追っている。逮捕されたら生きて戻れる保証はない。
その中で、活動家たちは人知れず潜伏したり、少数民族の武装勢力に軍事訓練を受けたりするほか、国外脱出を図っているようだ。しかし、ミャンマーからの合法的出国はできず、タイの政府もそのような活動家を見つければミャンマーに送還しているようだ。タイの首相もクーデターで政権を取っているからミャンマー国軍に近い。
政治難民として国外脱出を図る者たちはタイのUNHCRに支援を求めるが、タイのUNHCRはミャンマー国内にいる亡命希望者を助けることはできない。ミャンマーと小さな川を挟んで対岸にあるミャワディという街にはかなりの亡命希望者がいるのだがUNHCRは手を差し伸べられず、「タイに入国できたら連絡してください」としか言えない。しかもタイは難民条約に加入していないため、UNHCRができる事は限られるのだ。
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